【エクセルデータベース講座:目次】
- 第1回 管理項目を決めてデータ入力を開始する
- 第2回 1ページに1件のデータを印刷するシートを作成する (台帳印刷)
- 第3回 1ページに2件以上のデータを印刷するシートを作成する (ラベル印刷)
- 第4回 入力画面を作成する
- 第5回 データの絞り込み条件を設定する
- 第6回 必要な項目で一覧表を作成する
- 第7回 データの整列順を設定する
- 第8回 リスト参照で入力を便利にする
- 第9回 リスト参照を編集可能にする
- 第10回 コード参照で入力を便利にする
- 第11回 ExcelとAccessを連携する
- 第12回 クエリーでデータを抽出する
- 第13回 社内でデータを共有する
- 実践編 パソコン教室の予約管理の作り方
▼データベースの定義の仕方について
個人(パーソナル)で使うコンピュータであるパソコン、あなたはパソコンをご自分の個人的な道具として使いこなしていますか。
使いこなすためには、データをどのように効率よく整理するかが重要です。下の図は、エクセルでデータを整理するときのイメージです。
- 管理する[項目名]を決める。
- データを入力する。
- 1行が1件のデータになるように入力します。
データを入力するときに表示方法を考えてはいけません。とにかくデータを入力することに専念してください。
データ入力が終わりましたら、次は表示方法の検討です。
「エクセルカードHARI」では入力したデータを印刷するには3つの書式があります。
・1ページに1人のデータを印刷する書式。(顧客台帳、はがき宛名印刷など)
・1ページに数名のデータを印刷する書式。(席札、領収書、あて名ラベル印刷など)
・一覧表で印刷する書式。(出席者名簿、メールアドレス一覧表など)
▼1ページに1人のデータを印刷する書式
はがきのあて名書きや個人台帳などの印刷をする場合に使用します。
▼1ページに1件以上のデータを印刷する書式
宛名ラベルや座席札、領収書などの印刷に使用します。
1ページには、1件から50件までのデータが印刷可能です。
▼一覧表で印刷する書式は、データ表から出席する人だけ印刷したい場合などに使用します。
上のデータを「出席」が「○」の人だけに絞り込んで必要な項目だけを抽出して一覧表を作成することができます。
データシートのデータを色々なレイアウトで印刷することができます。
入力画面は業務に合わせて作ります
業務システムを作るときは、実際のデータを入力しながら作成していく方法がよいでしょう。
エクセルカードHARIを使って入力を開始してみませんか。
※「エクセルカードHARI」を利用するには、エクセル(Microsoft Excel) が必要です。
開発者のつぶやき:パーソナルコンピュータとは?
- むかし、コンピュータは大変高価なもので大学や大企業にしかありませんでした。そのようなコンピュータを個人の道具として使えるよにしたい思ったことが、パーソナルコンピュータの始まりです。
- CPUとキーボードとモニターを連動させ、まるで文章を書くようにコンピュータに命令を与えることができるようになりました。それまでのコンピュータには、机上で作成したプログラムコードをパンチテープに記録してそのテープをコンピュータに読み込ませるという、とても大変な作業でした。その作業をコンピュータと対話しながら自分の命令をコンピュータに与えることができるようになったんです。そのようにしてコンピュータと対話する言語がプログラミング言語です。
- プログラミング言語には、数値処理が命令しやすい言語やグラフィック処理が命令しやすい言語など様々な用途によっていろいろな言語があります。FORTRAN言語、COBOL言語、BASIC言語、C言語などがそうです。今ではWebやインターネット処理が得意なJava言語、PHP言語なども近年主流になってきた言語です。
- しかし、そんなコンピュータ言語を勉強しなくても画面でプロパティを設定するだけで命令できる仕組みもできてきています。今後コンピュータへの命令はますます簡単になっていくことでしょう。ここでは、とにかく簡単に自分専用のプログラムを作成する手順について解説します。コンピュータをあなたの最高のパートナーとしてご活用ください。